ペット

「犬と私の10の約束」

 新聞の全面広告で「犬と私の10の約束」の映画の紹介がありました。

 そこに「10の約束」が書かれていましたが、読むと、広くインターネット上で紹介されている英文のものをずいぶん簡略化していて、意味もところどころ変わっていました。

 この映画は、「犬の十戒」という「作者不明の短編詩」をもとにしたもの、と銘打っていますが、実際には、これは詩ではなく、「犬の飼い主に対する十戒」、犬を飼う場合の10の心がけを挙げているものです。しかも文章がすぐれていて具体的で、犬からの優しいメッセージとして、そして、犬の死に臨む態度まで書かれてあるので、読むと心を打つのです。

 僕も、この十戒を読むたびに、愛犬のジェイをじっと見つめてしまいます。

 しかし、この文章を「作者不明」として内容を自分勝手に書き換えるのは良いことではなく、実際には、Stan Rawilinson Dip MTCBPT.PSST という人もしくは団体が著作権を所有しているようです。http://www.petshealth.com/dr_library/10-commandments.html

 インターネットの世界だと、閲覧者が自由にコピー&ペーストできてしまうので、それが広がって、いつのまにか「作者不明」になってしまうのでしょう。さらに、海外の作品が日本で複数の人によって翻訳されると、内容も少しづつ変わってしまってしまうのでしょう。

 「千の風になって」も、「作者不詳」といわれていますが、実際にはアメリカ人のMary Fryeという女性のようです。http://ja.wikipedia.org/wiki/Do_not_stand_at_my_grave_and_weep

 新井満さんの日本語訳は優れていますが、いまだに「原作者不詳」としているのは気に入りません。もともとの著作権は作者に帰属しますし、その著作権の期間は作者の没後50年(アメリカは70年)に及びますので、新井さんもお金が入ったのでしょうから、そのお金で原作者を調査して、明確にする責任があると思います。

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