学問・資格

当世学生気質

 最近、明治大学と同志社大学の学生の皆さんとじっくり話す機会がありました。

 その両方の学生さんたちとの交流を通じて感じたのは、現代の学生はおしなべて、僕が学生の頃には考えられないほど、大変素直で、社会人に対する対応も実にしっかりしたものだ、ということです。

 考えれば、僕が学生時代だった80年代前半というのは、大学や学生の間に、まだ学生運動の余韻が色濃く残っていて、教員の中にも「赤」でなくても「ピンク色」に染まっている人が多く、先輩から「革命文字」を伝授されたり、万年学生の先輩に学生運動に借り出される学生もいました。そういう雰囲気の大学は社会から断絶していて、社会人は敵、産学協同などもってのほか、というような気分がみなぎっていました。そんな中だと、社会人との交流などほとんどありえないものであって、いざ直接面すると、なんともぎこちないものになっていました。

 現在、大学は社会とのつながりを大事にしていて、産学協同は積極的に進められています。

 そんな中、大学生は、大変に前向きに社会人に対してまっすぐ向き合おうとしているように僕は感じています。もちろん、表面ずらのようなところ部分はあるでしょうが。

 どちらが大学のあるべき姿なのか、僕は大学人でないから分かりませんが、少なくとも今から振り返ると、80年代の大学の方が、少し異様な状態だったのではないかとは思うのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)