民主党が昨日、「子ども手当て法案」を参院に提出してくれました。
民主党も小沢さんが「イヤイヤ」をしたところで幻滅しましたが、ちゃんと本法案を提出してくれたのでまた期待が出てきました。
今回の参院提出は、具体的な政策実現にむけて大きな一歩を踏み出してくれたわけですから、嬉しいことですね。
「子ども手当て法案」については、僕のこのブログでも何度か取り上げたのですが、日本の少子高齢化に歯止めをかける抜本的な施策として僕は大いに評価しています。
このままの趨勢でゆけば、2050年には日本の人口はいまから3千万人ほど減って、9千万人程度になるようです。なんと30%も減るのです。一方、世界の人口は現在の66億人から90億人に3割強増えるのです。おまけに、そのとき、地球温暖化は進んでいて、下手をするとプラス2度のデッドゾーンを超えてしまうかもしれない。それは、生態系の破壊と低地の水没、巨大ハリケーンなどの異常気象の多発という恐ろしい世界なのです。
その時代には、日本で労働力が絶対的に不足する一方で、海外では人口爆発に伴う飢餓、食糧難が生じる。「大気は真空を嫌う」という法則から、スカスカの日本には、海外から圧倒的な若者が流入してくるでしょう。日本としても労働力不足や人道の観点からその流入を受け入れざるをえない。
そうすると、その時代、もしかすると日本の人口の3割くらいを外国人が占めるようになるかもしれない。これはちょっと極端なようですが、算数の計算からいえば、そうなる可能性はゼロではない。
そのような状況は時代の趨勢、国際化の進展としてやむをえないし、地球市民としてのわれわれはそれを歓迎すべきだと思いますが、長年日本人が島国で育んできた民俗というものが実生活から消えてゆくようになるのはちょっと寂しいものです。
もちろん、戦前の軍国主義時代の国力の手段としての「産めよ増やせよ」という政策には僕は断固反対しますが、現在の子どもを産みにくい、育てにくい社会は、良き政治の力で改める必要があると思います。
すなわち、今の日本社会は、子ども一人を産み・育てるのに金が掛かりすぎる、成果主義が蔓延する中で親は四六時中仕事に翻弄され、育児ができなくなっている、このような課題それぞれには、手当ても必要ですし、仕組みを変える政策も必要です。
特に前者、子どもに金が掛かりすぎることにについては、大至急、他国並みの手当てを行う必要があります。月額2万6千円という額が高額かといえば、決してそうではない。
フィンランドでは子どもが17歳になるまでは、親の所得の66%を育児手当として支給しているそうです。その手当てによって、子どもが大きくなるまでは、仕事を休んで育児に専念する親もいるようです。そして、このフィンランドは、OECDの学習到達度調査で世界でNo.1になっています。
僕も知らなかったのですが、先日、東京都のある医院に行って壁の張り紙を見たら、江東区、北区、港区(?)は、子どもが13歳まで医療費全額を区が負担しているような案内がありました。そんな恩恵は、極端な一極集中によって法人税で潤う東京の住民にしか与えられていない。地方では財源的に、せいぜい3歳、6歳までしか医療費の公的負担はできないのです。これは育児において、地域格差が現実に発生している状況を端的に表しています。
その意味でも、全国一律で子ども手当てを支給する今回の「子ども手当て」法案は、地域格差を縮める意味でも必要不可欠なものです。新聞によると、神本美恵子「次の内閣」子ども・男女共同参画担当相は、「控除は高所得者ほど効果的だが、手当にすれば低所得者ほど効果が大きくなり、格差是正にもつながる」とのことで、確かにそう思います。
インターネット時代の政治は、われわれ市民も直接影響力を行使することができます。
みんなで子ども手当て法案を賛成すれば、その実現に対して強力な後押しとなるでしょう。
ぜひ皆さまも、ご自身のブログやホームページで、「子ども手当て法案」について賛成の声を上げていただきたい。それは、僕たち市民の力で政治を変えることにつながると思うのです。
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