その後のA-bikeですが、まあ、これぞまさに「世話の焼ける悪友」ですね。
まず、きちんと組み立てないと、ブレーキがしっかりかかりません。
最初はずいぶん大変あわてましたが、前に乗った時は、ブレーキもしっかり効いていたのに、今回組み立ててみると、ブレーキがガクガクしていて全く効きない。
それを交差点なんかで気づいて、プレーキに力をいれたとたん、無意識に上体が伸びて重心が後ろに下がり、A-bikeのバランスが崩れて前に浮き上がって僕は後ろにひっくり返りました。右折する車が来ていたら引かれるところでした。
まあ、大変危ないところでした。
その原因は、後ろ側のフレームが2段に伸びたときに、ちゃんとロックされたと思ったのに、カチッとボッチがロック穴に入っていなかったためでした。かちっとロックされないと、少しづつフレームが下がり、そのためにブレーキワイヤーのテンションが緩んでブレーキが効かなくなる。それを理解するまでに、2度ほど交差点でひっくり返りました。まあ、車から見てた人は「変なあぶなっかしい自転車だとおもったら、やっぱりひっくり返った。危ない危ない!」と思ったことでしょう。
さらに「泣きっ面に鉢」だったのは、ブレーキが効かないのでA-bikeを調べようと、組立・分解を繰り返していたら、分解中に思わず指をヒンジの部分に挟み込み、指先に激痛が走り、あやうく指を潰しかけたのです。キーボードを叩くと、未だに中指の頭が痛いから、これは最悪ですね。
A-bikeがこれから普及していったとき、メーカーさんや輸入商社さんがこの辺を十分注意喚起しないと、僕のようにひっくり返って交通事故が起こり、最悪の事態としては、A-bikeの販売が出来なくなるかもしれません。
だから必ず説明書にしたがってロックをするのが安全上絶対に不可欠です。
そして、乗車せずに、タイヤを転がして運んでいるときも、フレームをきつく固定するための前後2つのレバーをしっかり留めないとダメです。
僕はレバーをしっかり留めずに転がしていたら、振動でレバーがはずれしまいました。その時、気づいたから良かったものの、もし、気づかずにレバーを紛失してしまったら、もうA-bikeには乗れず、そこから家まで5.6kgのお荷物を引きずってゆかなければなりません。
それにタイヤの空気。ちょっとでも柔らかくなると、とたんにペダルが重くなりますから、いつも空気圧を高くしておかなければなりません。だから空気入れは必須ですが、A-bikeのタイヤは、アメリカ式のバルブになっていますから、それ用の空気入れを買っておく必要があります。(なお、これは大手のホームセンターなどで売っています。僕は、地元のお祭りのフリーマーケットで50円で買いました)
いやはや何とも世話の焼ける乗り物です。しかし、世話をしないと自分の身に危険が及ぶ可能性があります。その意味で立派な悪友です。
「君子危うきに近寄らず」で、常識的には、こんな苦労をしてまで乗る必要は全く無いのですが、A-bikeのおかげで、今まで20年以上住んでいる東京の丸の内や青山通り、表参道を、初めて自転車で走ることができました。
それも、A-bikeは低速車ですから、ほぼ歩行者の目線で、そして歩行者には不可能な広いエリアをのんびり移動できるのです。これは乗った人でないと味わえない痛快さですね。
それがあるために僕は、たとえひっくり返って赤っ恥を掻いても、、指を潰しそうになって激痛に縮み上がっても、まだまだ当分はA-bikeとつき合おうと思っています。
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