パーティ

政治資金集金パーティ

 前に経団連会館の話をしましたので、今度は、一度だけ参加したことのある政治資金集金パーティの実態をご紹介しましょう。

 ずいぶん前、福田さんがご尊命の時、知人に頼まれて、その人の代理でホテルニューオオタニで開かれた自民党の派閥のパーティに参加しました。

 「つきあいで3万円のパーティ券を買ったが都合つかないので自分の名刺だけ置いてきて欲しい」という依頼で、僕としてはお世話になった知人だったので、予定をつぶして行って来ました。

 会場は1500人入る大会場ですが、超満員でした。料理はブッフェ式なのですが、大会場にわずか2カ所だけ。

 僕は当然ながら、料理のそばに立ちました。

 政治家のパーティが普通のパーティと最も違うところは、普通のパーティは、乾杯の発声は一人でするものですが、政治家のパーティでは、国会議員がこれでもかこれでもかと登壇して、全員が乾杯の発声を行うところです。

 ぼちぼち乾杯となると、周辺の人たちがざわついてきました。明らかに料理を狙っているのです。

 そして、「乾杯」と同時に、あまたの人たちが料理に殺到しました。

 僕も負けじと料理に行きましたが、見ると、皆さん、料理の種類など一切かまわず、とにかくそばの料理をお皿に山盛りに乗せてゆくのです。

 料理は文字通り、あっという間に無くなって、5分もしないうちにテーブルは空の大皿の山になりました。

 それから、取り損なった何百人もの人が「もう料理がない」と嘆いていましたが、考えてみれば、目的が集金のためですから、料理はできるだけケチってるのですね。

 そこで、皆さまの中に、政治資金集金のパーティに行く羽目になった方には、僕から、次の秘伝をお教えしましょう。

 「政治資金集金パーティ必勝法=食べ放題、ただし早い者勝ち、1回盛り!」

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京王プラザの肉そばと経団連会長の郷土料理

 京王プラザホテルでのパーティに参加すると、大概、肉そばが出てきますので、僕はいつもこれを食べています。

 これは、給仕の方に目の前で盛りつけて頂くもので、お蕎麦に豚のバラ肉入りの出汁を掛けて、柚をちょっと乗せるものです。

 これが一杯やっている胃には大変優しく、豚の脂も、それだけだと一寸しつこいのですが、柚があるのでサッパリします。豚と柚は合いますね。

 これは大変簡単な料理なので、昼食やホームパーティでもちょくちょく試みます。

 京王プラザでは、たまに、大きな鍋くらいあるサイズのチーズで真ん中がくぼんだものに、茹でたパスタを入れてチーズの香りを付けてくれるようなサービスをしてくれますが、これも美味ですね。

 とにかくブッフュタイプのパーティに、こういうちょっとした給仕をしてもらえるものがあると、行列で並んでいるときもワクワクして楽しいものです。

 ホテル毎に趣向を凝らしてそのホテル独自の名物をつくってもらえると、パーティの楽しさが広がると思います。

 しばらく前に経団連会館でのパーティに参加したのですが、そのときは経団連会長がトヨタ自動車の奥田会長でした。そのせいかどうか知りませんが、名古屋の味噌カツが串カツで出ていました。

 うわさでは経団連会館のメニューは、その時々の会長の地元の料理が加わるとのこと。

 「うわさは本当ですね」と、年輩の給仕係の女性に訊ねましたが、彼女は笑いながら首を横に振ってました。

 もしうわさが本当だったら、これって結構すごい話ですよね。会長が指示するのか、会館の方が気を使うのか。後者だったら、これも一つの面白い伝統ですが、前者だったらちょっとねえ。

 この噂が本当なら、今の会長の御手洗さんは大分出身だから、経団連会館のメニューに、大分名物の「鳥天」(鳥の天ぷら)と、麦焼酎が加わっているはずです。

 どなたか、今後もし経団連会館のパーティに出られたら、噂が本当だったかどうか教えていただきたいと思います。

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東京會舘のカレー

 日本ペンクラブの例会はいつも皇居前の東京會舘で行われます。

 僕がはじめて例会に参加したとき、ペンクラブの先輩に「ペンマン(ペンクラブ会員)はここの例会に参加すると必ずこのカレーを食べます。大げさですが、このカレーを食べてはじめてペンマンと言えるのですよ」と教えていただきました。

 僕は普段、パーティではカレーは口にしないのですが、そう言われて試しに食べてみて、そのおいしさに驚きました。

 一口スプーンで食べてみると、変に辛くなく、たくさん煮溶けている野菜の甘さが口中に広がり、なんとも言えないおいしさです。

 「インドカレー」のイラストのような高いコック帽を被って給仕して頂いているコックさんに、このカレーは1階のレストランでも食べられるのか聞いてみたら、「宴会用の特製」であり、いつも同じ味を出せるように大変気を使っているとのこと。

 それ以来、ほかの会場でも、パーティでカレーがあると試食してみますが、やはり東京會舘にはかないません。

 それで、僕は、カレーが楽しみで例会に参加しているとも言って良いほどにこのカレーに惚れ込んでいます。

 皆さまも、東京會舘でパーティに出る機会があったら、ぜひカレーを召し上がってみてください。 

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